第3回選考対象応募(投稿)画像・・・vol.1
グランプリ
準グランプリ(国内部門)
準グランプリ(海外部門)
審査員評
第3回は、2020年6月1日から9月30日までの期間でご応募をいただきました作品です。
今回は、インスタとメールで合計約1,300件のご応募をいただきました。
世界中から数多くのご応募をいただき、個性を生かした力強い作品の優秀さを感じました。
皆様のご応募に心から御礼申し上げます。
審査員3名様より、総評(着物・コーディネート・着付の視点)と各評(写真の視点)をいただきました。(敬称略)
今回は、インスタとメールで合計約1,300件のご応募をいただきました。
世界中から数多くのご応募をいただき、個性を生かした力強い作品の優秀さを感じました。
皆様のご応募に心から御礼申し上げます。
審査員3名様より、総評(着物・コーディネート・着付の視点)と各評(写真の視点)をいただきました。(敬称略)
伊藤康子 (着物大学 学長)
今回は、6月1日から9月末までということで夏の浴衣姿が90%以上でした。全部で2000を超える応募をいただて審査も大変でしたが、コンテストを目指したと思われる意欲的な作品も多く、皆様の意気込みを感じました。
回を重ねる毎に応募者数も増えて皆様の着物を愛する熱意のを感じるのはとても嬉しいです。カメラ技術もさることながら、しっかりとした【個性】が打ち出されたものが強い印象を受けました。
永尾風写(写真家)
【グランプリ作品評】金糸銀糸で織られた着物を羽織った女性が、歌舞伎の獅子の頭(ししのかしら)の髪をして、こちらを見据えています。どのようなシーンでしょうか、目が離せません。この髪、女性の強い眼の力、金属の重さと色を感じさせる着物の組合せは、新しい提案でしょうか。
逆光をうまく使って髪の毛の周りを白く飛ばしながら、女性の表情の陰影をしっかり出した撮影技術の高さを感じます。
【準グランプリ作品評 国内部門 金魚鉢と女性の作品】
お嬢さんのこぼれる笑顔が素敵です。手前のピンクの金魚鉢と後ろの緑色の金魚鉢の間に立つ、紫色のきもののバランスがきれいです。手前の金魚鉢が反射板となって、お嬢さんの顔に下から光が当っていますが、独特の効果を生んでおり、被写界深度を浅くしてお嬢さんを際立たせた技術は見事です。
【準グランプリ作品評 外国部門 境内での女の子の作品】
お宮の境内で、きものを着てのお祝いでしょうか? かわいい女の子のうれしさと喜びが画面から溢れ出て、見る方も幸せになります。明るいパックを背景にしながら、表情も着物もはっきりと描いています。背景に色々写っているのでもう少し整理すると良かったです。
飯田昌美 (着付師)
3回目となり、徐々に皆様のコーディネイトや着付、ポーズなども含め、レベルが高くなってきていると感じます。着付の視点から申し上げますと、着付も全体的に皆様とてもお上手になっていらっしゃると思います。
今回は季節柄、浴衣のお写真も多くありましたが、やはりポイントは衿合わせですね。
着物の写真は特に衿元によって大きく見栄えが変わると感じます。
また今回は、袖口が少し気になりました。
多少の裄の短さは問題ありませんが、裄がきちんと足りていてもポーズによって腕が出過ぎてしまうと着物姿にマイナスになってしまうものだというのも、拝見していて感じました。
※こうしたらもっと良いと評した箇所もありますが、これはネガティブな評価ではなく、より成長を促す参考アドバイスです。そのように捉えていただきますと幸いです。
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メール応募作品はこちらでご覧ください
総評
当着物フォトコンテストも3回目を迎え、国内外から多くの方々から応募をいただきました。どの応募作品もレベルが高く、コンセプトも大変幅広いものでした。
応募いただいた作品をみると、「きもの」の着方、見せ方、楽しみ方から離れて、どんどん世界に大きく羽ばたいている様子が覗えます。
写真としての作品の完成度も大変高く、芸術性の高い作品が多くありました。
国境を越えた力強い作品の数々に、どの作品を選ぶか考えてしまいました。
世界着物フォトコンの趣旨である「着物を愛する喜びを多くの方にお伝えすること」を写真で表すことを重視して、次の選定基準で選ばせていただきました。
見ることで楽しくなる。
着物を着る喜び、楽しさ、美しさが表れている。
写真の表現が明確で力がある。
ご応募下さいました皆様に心から御礼申し上げます。